Kareposi日記

アラフォーの雑記ブログ

専門学校卒のキャリア形成

メンバーシップ型雇用が主流の日本企業において、専門学校卒がキャリアを築くのはなかなか厳しい道だと感じている。良し悪しあるので、私のキャリアについて書きたいと思う。

20代から30代前半の方は、社会の実情と自身の立ち位置も理解した上で、就職・転職などで自分にベストな選択をして欲しい。

 

 

[学歴・職歴]

偏差値50前後の商業高校出身。舞踊系の大学に入学できず、某会計系専門学校の二年制を卒業する。税理士事務所1年・中小企業の財務経理部に5年勤務し、今は中堅の旧財閥系上場企業の経理部に勤務。単体の会計・税務を7年間担当した後、連結決算を担当。年齢はギリ30代。

 

[年収]

700万弱(うち、残業手当7万円)

部署のホワイト化が進み、ほぼ残業なし。年間のうち4分の3以上は暇でコスパは高い。コアタイムなしのフレックス制度で、週3回だけ在宅勤務可能。管理職になれない場合でも、年収800・900万円代には到達する見込み。

一方で、会社の平均年収は200万円程度高く、社内での年収は低い。順当にキャリアを積んでいる人であれば、年収950万円〜1,100万円程度の年齢である。

 

[資格]

専門学校卒業時:日商簿記1級・税理士科目(簿記論)ほか

上場企業入社時:税理士科目(財務諸表論・消費税法)

直近:TOEIC790点

 

[就職・転職]

資格と実務経験のおかげか、就職や転職には苦労したことがない。私のように基礎学力がなく、起業する能力もない人は、専門性と実務経験を磨き転職した方がキャリアを築きやすいと感じている。

一方で、今以上に規模が大きく平均年収が高い日本企業への転職は、トップ大学出身、相当な功績や専門性がないと厳しいのが実情である。

 

[専門卒の扱い]

現在の勤務先では、専門学校卒は高卒扱いとなる。また、ある年齢になるとコース選択があるが、入社時の説明では専門性がある人はスペシャリスト向けのコースを選択すると言われた。実情は、ただの一般職と総合職の区分けで、トップ大学の新卒・院卒は総合職、マーチ程度の大卒以下の学歴は一般職というのが当時の主流であった。

また、マーチ程度以下の大卒は、短大・高専卒と同じ扱いになる。なので、通信大学卒は当然に大卒扱いにならない。(短大・高専卒扱いになるかは不明)

私は一般職を選択したものの、一昨年に総合職へ転換した。将来に希望が見えず、時代的な変化や総合職と同じ働き方をしているので問題なく転換できるだろうと考えたためである。ただし、現職の人事制度ではキャリアはリセットされ、ひと回り以上も下の人と同期となる。

他部署では一般職と総合職との業務に明確な差があるものの、経理部門は専門性が優先されフラットな環境である。

 

現職での良い点・悪い点は次の通りである。

 

[良い点]

・上場企業ならではの専門性が高い業務を優先的に経験できる。

・専門性が高い方が意見しやすく、融通が効く。

・グローバルな業務に携われる。

・周囲の能力が高いので(専門性除く)、仕事がしやすく、一般教養の面で学びが多い。

・旅行のような海外出張ができる。

・頑張らなくても給料は上がる。

・業種的に優しい人が多い。

・業務量が少なく、割り切れば天国。

 

[悪い点]

・会計、税務の全体像を把握している人が少ない。

・仕事ができない人、仕事をしない人よりも給料が低い。

・実務経験がない年下の中途入社でも、大卒であれば自分より上の等級になる。

・昨今の若年層の給料増加に伴い、もはや20代よりも給料が少ない。

・出世に時間がかかる。

・モチベーションの維持が難しい。

 

[大変、驚いた点]

・周囲の基礎学力が高いため、必然的に求められる能力が高い。ゆえに、英語力など最低限近づける努力が必要。

・日本語すら難しい。

・高尚な会話をしている。

・首都圏出身の人は育ちのレベルが違う。

・論文書くなど形式的なことが多い。

 

法政大学での学びや社会経験を通じ、メンバーシップ型雇用では所属コミュニティを一歩間違うと一定以上より上に行くのは厳しいと感じている。そのため、すでに良質なコミニティから外れている専門学校卒や通信大学卒は、専門性や実務経験を高め、転職でより良い会社を目指す方がキャリアを築きやすいと思う。(キャリアの前提にもよる。)

個人的には、学びたいときに学び、もう少し挽回できる社会になって欲しい。ただ、通信教育課程のスクーリングや日々の生活を通じて、学力やコミニティで分ける必要性も十分に理解できる。